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神戸物産、子ども食堂を支援 食材提供、社員も手伝い

2019.08.22
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緑色のエプロン姿で子ども食堂の開催を支援する神戸物産の社員ら=加古川市野口町北野

緑色のエプロン姿で子ども食堂の開催を支援する神戸物産の社員ら=加古川市野口町北野

 「業務スーパー」を展開する神戸物産(兵庫県稲美町)が、「子ども食堂」の支援に取り組んでいる。月1回、県内の子ども食堂に食材を提供し、同社の社員が調理や後片付けなどをお手伝い。担当者は「地域に貢献できるだけでなく、自社商品を知ってもらえる機会にもなる」と手応えを感じている。

 同社は昨夏ごろ、認定NPO法人「フードバンク関西」(神戸市東灘区)が支援する子ども食堂の活動に共感。同法人が事務局を務める「兵庫こども食堂ネットワーク」と連携し、昨年12月から子ども食堂の支援を始めた。

 活動は月1回。子ども食堂の運営者らから要望を聞き、業務スーパーで扱う食材などを提供する。毎回、社員4~8人が参加し、調理や配膳、後片付けなども手伝っている。

 今月1日には加古川市野口町であった子ども食堂「つわなぎさんち」を支援。地域の子どもら約60人に手巻きずしとホットドッグを提供した。主宰するマナー研修講師の伊勢綾子さん(41)は「食材を提供してもらえるのはありがたい。今回に限らず、息長く支援してほしい」と期待する。

 子ども食堂は、貧困対策や孤食の防止だけでなく、地域交流の場としての役割も担う。しかし、継続するための資金や人手の確保が課題となっている。

 同社西日本商品MD部販促課長の天川有希さん(46)らは「『食』を通じて地域のために何かできないかと考えていた。こうした活動がほかの企業にも広がり、社会全体で子どもを育てようとの機運が高まれば」と話している。

 同社は今後、子ども食堂への支援を強化し、同食堂と連携した食育教室の開催なども検討しているという。(三島大一郎)