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小泉製麻、つる草「クズ」の増殖防ぐ網を開発

2019.08.23
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クズの成長を妨げる「バリオスネット」=神戸市北区鈴蘭台西町1

クズの成長を妨げる「バリオスネット」=神戸市北区鈴蘭台西町1

 資材メーカーの小泉製麻(神戸市灘区)は、つる性植物のクズの増殖を抑える網「バリオスネット」を開発した。クズは他のものに巻き付いてつるを伸ばす特性がある。網目を小さくしたネットを既存のフェンスなどに設置するだけで繁茂を防ぎ、除草の手間が省けるという。

 ネットは、直径約0・5ミリのポリエチレン製の糸を2ミリ四方に編み、縦糸と横糸を熱で溶着したもの。クズのつるは直径3~4ミリといい、網目を小さくすることでつるが巻き付かず、繁茂を抑えられる。

 高速道路や鉄道のフェンスなどへの設置を想定する。取り付けは、結束バンドで固定するだけの簡便さで耐久年数は約10年。これまでフェンスに絡まったつるの除去に手間がかかるだけでなく、フェンスを越えたつるが道路や線路にはみ出して交通の安全性を脅かしていた。同社は「インフラの安全管理や、労務費の削減などに役立てば」としている。

 クズはつる性の多年草で繁殖力が強いことで知られる。種子の飛来などを防ぐ防草シートと組み合わせると、繁殖の抑制効果が高いという。

 設計価格は1平方メートル当たり2千円。用途に応じて「2ミリ・4ミリ」の網目もある。同社開発マーケティング室TEL078・841・9341

(中務庸子)