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“農業女子”就農の実態紹介 生産者と高校生が交流

2019.09.03
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仕事としての農業について意見を交わす女性農業者と女子高校生たち=加古川市平岡町新在家、兵庫県立農業高校

仕事としての農業について意見を交わす女性農業者と女子高校生たち=加古川市平岡町新在家、兵庫県立農業高校

 兵庫県内の女性農業者と農業高校に通う女子生徒らの交流会がこのほど、加古川市の県立農業高校であった。コメや野菜、豚、肉用牛を生産する女性5人が先輩“農業女子”としての経験を紹介。生徒らもやりがいや家事、子育てといった日々の生活などを尋ね、将来に思いを巡らせた。

 県内の女性農業者6人でつくる「ひょうごアグリプリンセスの会」が昨年に始め2回目。同じ女性の立場から就農の実態を伝え、職業の選択肢として農業を意識してもらう狙い。今回は同校と播磨農業高校、佐用高校の約30人が集まった。

 まず淡路市でタマネギ畑を経営する同会会長の齋藤亜紀美さん(38)が講演。栽培のこだわりや販売状況、輸出をにらんだ品質管理などの取り組みを語った。

 農作物、畜産に分かれた分科会では「農業を始めるにはいくら必要」「どんな準備をすればいい」と生徒から次々に質問が飛んだ。農業者らは資金の大切さを説明し、親方農家の元で研修できる制度を紹介。家事や子育てと両立できることや、「始めは女性は目立ってやりにくかったが、少しずつ理解してもらえるようになってきた」と農村で働く環境にも触れた。

 農業高校農業科2年の女子生徒(16)=芦屋市=は「農家になる夢に近づく材料が欲しくて参加した。同じ女性の話を聞けて、ますます農業をやりたくなった」と胸を膨らませた。齋藤さんは「働く姿を見せて、農業の間口をどんどん広げていきたい」と話した。(山路 進)