ひょうご経済プラスTOP 経済 デジタル人材育成推進、企業の業務変革へ 神戸大が研究機構

経済

デジタル人材育成推進、企業の業務変革へ 神戸大が研究機構

2019.09.11
  • 印刷
神戸大=神戸市灘区六甲台町1

神戸大=神戸市灘区六甲台町1

 企業がITを活用して業務を根底から変える「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を後押しするため、神戸大が一般社団法人・デジタルトランスフォーメーション研究機構を設立し、活動を本格化させる。同大数理・データサイエンスセンターを中心に産官学で連携し、セミナーの開催や人材育成プログラムの開発・実施、共同研究の仲介などに取り組む。(河合一成)

 人工知能(AI)やビッグデータ、IoT(モノのインターネット)などの技術が急速に進展する中、各企業でDXを進める人材確保が大きな課題になっている。同大は2017年12月に数理・データサイエンスセンターを設立して教育や先端研究を進めてきた。さらに企業の人材育成などで地域に貢献し、産官学連携を強化するため、DX研究機構を今年5月に設けた。

 会員制で、DXにかかわる教育・研究や各種事業に取り組む企業や団体、大学、個人が対象。会員は、セミナー▽講習会▽人材育成プログラム▽共同研究▽技術相談▽交流会-などに参加できる。年会費の納付額などで会員区分が七つあり、すでに地元企業から問い合わせがあるという。

 DX研究機構の代表理事を務める齋藤政彦・同大副学長は「DXは工場改革で強いニーズがあるが、データサイエンティストが不足していて着手できないと聞く。そういう人材を育成したい」と話す。

 10月12日にはJR三ノ宮駅前の神戸学院大学神戸三宮サテライト(ミント神戸17階)で、企業、自治体、大学などの経営層と管理職層を対象とする第1回セミナー「DXが創る未来と戦略~産官学連携のKOBEモデルの構築~」を開く。

 神戸大大学院の三品和広教授と中央大の樋口知之教授がそれぞれ「デジタルエコノミーと経営の未来」「DX化の鍵 データサイエンス・リテラシー」と題して基調講演する。無料、午後2時から。同5時からの情報交換会は参加費5千円。申し込みはホームページから。デジタルトランスフォーメーション研究機構TEL080・7724・2365