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データ解析で県立大と連携協定 JA兵庫信連

2019.09.13
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データ分析の推進に向けた連携協定を結んだJA兵庫信連の津田智之常務理事(左)と兵庫県立大の加藤直樹社会情報科学部長=神戸市西区学園東町2、JA兵庫信連分室

データ分析の推進に向けた連携協定を結んだJA兵庫信連の津田智之常務理事(左)と兵庫県立大の加藤直樹社会情報科学部長=神戸市西区学園東町2、JA兵庫信連分室

 兵庫県信用農業協同組合連合会(JA兵庫信連、神戸市中央区)と兵庫県立大学は13日、データサイエンスに関する研究や教育の推進に向けた包括連携協定を結んだ。同信連が持つ個人や企業など顧客約200万口座のビッグデータを解析し、新たな金融商品の開発を目指すほか、農業生産や販売、気象データを分析して生産者らの所得向上などにつなげる狙い。(山路 進)

 同信連は昨年8月、金融とITが融合したサービス「フィンテック」などの新規事業を開発する専門部署を設置。中小企業診断士や証券アナリストの資格保有者らを配し、同サービスの研究や、県内農業法人の経営効率化に向けた営農データ分析などを進めている。

 一方、県立大は今年4月に社会情報科学部を開学。ビッグデータの分析・活用、アルゴリズム(計算手法)などデータサイエンスの研究者らが教員を務め、企業などの経営課題を解決できるIT人材を育てる。

 協定は今春、同信連が同大に持ち掛けた。厳格な秘密保持を定めた上で、信連側が顧客に関連する情報を提供。大学側は分析や研究に取り組むほか、データ分析や活用ができる高度な専門人材の育成に協力する。

 この日の締結式で、同信連の津田智之常務理事は「金融や県内の各JAが持つ営農に関する膨大なデータを解析し、新たな商品や農業所得の向上につなげたい」と期待する。同大の加藤直樹社会情報科学部長は「データをつぶさに見て、新たなビジネスや農業経営をリードする力になりたい」と話した。