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神鋼環境ソリューション、欧州拠点を再編 ロンドンに事務所

2019.09.17
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 神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)は、欧州拠点を再編する。16日、英国ロンドンに欧州の拠点事務所を開設し、業務を始めた。今後、独の事務所を廃止して集約する。欧州連合(EU)離脱を巡り政治的混乱が続く英国だが、ごみ処理発電施設へのニーズが高いといい、新拠点から欧州市場での展開を図る。

 同社は昨年、英国でごみ処理発電プラントの一部業務を初めて受注した。ごみを高温の溶融炉で完全燃焼させ、排熱を発電に回すガス化溶融炉で、基本設計とガス化炉などの供給、据え付けなどの指導を担う。処理能力は1日600トンで、2021年夏の稼働を目指す。

 同国では、ごみの処分方法が埋め立てから焼却に移行。電力固定価格買い取り制度も継続され、同社が得意とする廃棄物発電施設の建設需要が旺盛という。

 新事務所はロンドン中心部の西側に構え、5人程度を配置する。同社は欧州では10年に独デュッセルドルフに事務所を開き、市場調査を続けてきたが、今後、独事務所を廃止。欧州市場の情報収集や新技術の調査業務を英国に一元化し、同国を足場に欧州他国へのビジネス拡大も図る。

 英国のEU離脱が実現すれば為替などのリスクは避けられないが、同社は「欧州では英国市場が中心になる。具体案件がある以上、現地に拠点を構える方がいい」としている。(横田良平)