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企業価値の向上狙い 「SDGs」兵庫で広がる

2019.09.25
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極東開発工業が作ったSDGsの小冊子=西宮市甲子園口6

極東開発工業が作ったSDGsの小冊子=西宮市甲子園口6

 国連が2015年9月に採択した「SDGs」(持続可能な開発目標)に即した経営が、兵庫県内の企業でも広がってきた。途上国での衛生向上や高齢化社会に対応した健康、福祉の充実といった社会貢献を通じて、企業の価値やブランドの向上を図る狙い。採択からちょうど4年を迎え、多くの大手企業が推進する中で、中小企業による取り組みの拡大が課題となっている。(大島光貴、三島大一郎、中村有沙)

 特装車大手の極東開発工業(同県西宮市)は、災害の被災地に給水車を貸し出し、ごみ収集車を途上国に提供する活動などを展開する。それぞれSDGsが掲げる「安全な水とトイレを世界中に」「すべての人に健康と福祉を」に当たる事業だ。今年2月、17の目標に合致する自社の取り組みをまとめた冊子を約2千部作成した。社員への啓発用だけでなく、取引先や工場見学と会社説明会に訪れた小学生、大学生にも配る。