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極東開発子会社が新工場 荷物と車体切り離し可能「スワップボディー車」増産へ

2019.10.16
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日本トレクスが新工場で生産するスワップボディー車(極東開発工業提供)

日本トレクスが新工場で生産するスワップボディー車(極東開発工業提供)

 特装車大手の極東開発工業(兵庫県西宮市)は15日、車体と荷台を切り離せる「スワップボディー車」の需要増に対応するため、完全子会社の日本トレクス(愛知県豊川市)が本社近くで新工場を稼働させた、と発表した。生産能力は年間約150台で、数年以内に倍増させる計画。総投資額は約10億円。

 約3万6千平方メートルの敷地と、平屋で約1万平方メートルの工場を取得した。

 同社はこれまで、本社を含む豊川市の2工場でスワップボディー車を生産。主力の物流車両の受注増で手狭になったため、スワップボディー車の生産設備を新工場に集約・増強し、このほど稼働を始めた。

 従来のトラックは車体と荷台が固定された一体構造で、ドライバーは荷物を積み降ろすか待機しなければならず、長時間労働が課題だった。スワップボディー車は荷台の分離中に搬出入できるほか、ドライバーは分離後に別の荷台を運ぶことが可能で、輸送効率を高められる。

 政府は物流現場の生産性向上や働き方改革を目指し、スワップボディー車の普及を促す官民の検討会を設置。同社も参加している。検討会は今年3月、標準的な仕様などを盛り込んだ指針をまとめた。(大島光貴)