川崎重工業の冨山幸三執行役員(右)に文書を手渡す畑中啓良・兵庫労働局長=神戸市中央区東川崎町1
大企業の働き方改革で、下請けの中小企業の負荷が増える「しわ寄せ」を防ぐため、兵庫労働局の畑中啓良局長は22日、神戸市中央区の川崎重工業本社を訪れ、配慮を申し入れた。本年度、県内の約100事業所に要請する。
大企業が長時間労働を減らす際、下請け企業に対するコスト負担の押しつけや短納期の発注など、適正でない取引が増える恐れが指摘される。