ひょうご経済プラスTOP 経済 神戸の医療産業集積成果に期待 日銀審議委員

経済

神戸の医療産業集積成果に期待 日銀審議委員

2019.11.28
  • 印刷
会見する日銀の桜井真審議委員=神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル

会見する日銀の桜井真審議委員=神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル

 日銀の桜井真審議委員は27日、神戸市内で神戸商工会議所など兵庫県内の経済団体や金融機関の幹部と懇談後に会見し、阪神・淡路大震災後に神戸市が取り組んだ医療産業の誘致、育成について、「成果が出始めている」と期待を語った。

 一方、人口減少や企業の人手不足に対する出席者らの危機感の大きさに対し、「(兵庫県以外の)地域も抱える問題だが、医療など先端産業との間でコントラストが大きく見える」と課題を指摘した。

 県内景気については「消費税増税の影響は前回に比べると限定的。米中問題など海外経済の方が影響がある」と述べ、先行きを慎重に見ていく考えを示した。

 金融緩和政策は、雇用の改善や企業の設備投資など好循環のメカニズムが働いているとして、粘り強く続ける考え。これに対し金融機関幹部はほぼ一様に超低金利で経営が苦しいと訴えたといい、桜井氏は「時間を追うごとに厳しくなっているのは事実」とし、対話を進める方針を示した。(内田尚典)