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ニッケ 衣装繊維部門の海外事業を拡大へ

2020.01.16
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表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

 ニッケ(本店・神戸市中央区)は15日、衣料繊維部門の海外事業を拡大する方針を明らかにした。中国で学校制服に参入するなどし、海外売上高比率を数%から2026年をめどに20%まで引き上げる。人口減少で縮小する日本市場をカバーする。

 中国の学校制服はこれまでジャージーが一般的だったが、経済成長でブレザーが普及しているという。ニッケは現地企業と協力し、私学の高級製品を照準にして10億円規模に育てる。

 一方、産業機材部門では孫会社の中国工場に約7億円を投じて、ごみ焼却施設用フィルターの生産設備を増強。同フィルターの現地シェア10%を目指す。

 このほか、国内では介護事業の拡大や医療分野の本格展開なども進める。ニッケの富田一弥社長は「成長分野に積極的に投資していきたい」と話した。

 同日発表した19年11月期連結決算は、ゴルフ場再開発工事の受注や運営する商業施設の改装効果などが寄与し、増収増益だった。20年11月期は、米中貿易摩擦の影響で企業の設備投資が鈍るとみて、減収減益の予想。(中務庸子)