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「健康の研究」ビジネスに 神戸市が事業継承へ

2020.01.21
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神戸市役所=神戸市中央区

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は、ヘルスケア分野の研究成果を事業化する地元の産官学連携を、2020年度以降も継続する方針を明らかにした。理化学研究所や同市などが19年度末を期限に5年間取り組んできたが、医療産業都市のヘルスケア産業を育成するため、市の主導で事業を引き継ぐ。

 「健康“生(い)き活(い)き”羅針盤リサーチコンプレックス(リサコン)」事業で、市内に拠点を置く約160の企業、大学、団体などが参画している。このほど同市内であったリサコンの成果報告会で、市が「神戸リサーチコンプレックス協議会」を20年度に新設し、事業を引き継ぐ方針を示した。兵庫県とともに協議会の事務局を担うという。

 成果報告会では、体調のレベルを捉える指標「健康関数」などについて担当者が解説。毛細血管の血流観察装置を手掛ける「あっと」(大阪市)は、リサコンへの参画で多くの人の血管データを取得でき、事業の後押しになったと報告した。

 久元喜造市長は「25年前の震災で傷ついた神戸経済を新しい形で立て直そうと進めてきたのが医療産業都市だ。研究成果を社会で役立てよう」と呼び掛けた。(長尾亮太)