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三ツ星ベルト 広告塔前で最後の防災訓練

2020.01.22
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広告塔のある工場棟に向け放水する三ツ星ベルトの従業員ら=神戸市長田区浜添通4

広告塔のある工場棟に向け放水する三ツ星ベルトの従業員ら=神戸市長田区浜添通4

 災害に強い企業づくりに向け、産業用ベルト大手の三ツ星ベルト(神戸市長田区)は22日、総合防災訓練を本社で開いた。従業員や住民、消防署員ら約500人が参加。25年前の阪神・淡路大震災で長田区を目指すボランティアの目印になり、5月末に解体撤去される広告塔の前で、放水や救助などの流れを確認した。

 阪神・淡路の翌年から、毎年1月17日ごろ実施。勤務時間中に震度6強の地震が発生し、けが人が出て火災も起きたほか、大津波警報が出されたと想定した。

 参加者は、工場屋上のけが人役をはしご車で救出、一斉放水では垣内一社長が先頭に立ちホースを握った。土のう積みや屋内消火栓からの放水、津波避難所への避難も体験した。

 従業員でつくる自衛消防隊の保井剛太郎隊長(68)は「今までの災害を教訓に、次の災害に備えることが重要。一人一人が緊急時の役割、行動を再確認し、身に付けていただければ」と話した。最後に、阪神・淡路でも倒れず、約60年間地域を見守ってきた広告塔に向かい、全員で拍手をした。(大島光貴)