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人…川崎重工業社長に内定 橋本康彦さん

2020.02.14
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橋本康彦さん

橋本康彦さん

 「川崎重工業のスティーブ・ジョブズ」。金花芳則社長をして、こう言わしめる。柔軟な発想力、スピード感ある行動力、着実な実現力…。「従来のカワサキにない人物。次世代のリーダーとして、こういう人が必要」と手放しで期待を込める。

 ロボット一筋40年。途中、半導体向けの事業を立ち上げるため米・シリコンバレーに単身乗り込むなど、逸話には事欠かない。精密機械・ロボット事業を率いる今も、次々とアイデアを繰り出しては周囲を巻き込み、大きなうねりをつくる。

 米中貿易摩擦、新型肺炎の流行と世界経済の先行きが不透明な中でのバトンタッチに「こういうときだからこそ指名を受けたのかな」と屈託がない。「ロボット事業はここ数年こそ利益を出しているが、何十年も危機の連続だった」と振り返る。

 神戸市須磨区で生まれ育ち、今も住む。ロボットと同じくらい神戸への愛着は強い。学生時代、大好きなロボットを仕事にできる会社を探したとき、地元に川重があった。運命的な出合いだが、「たまたまです」と顔をほころばせる。

 シスメックスとの共同出資会社「メディカロイド」(神戸市中央区)の社長も務め「神戸の多くの方に支えていただいている。神戸から世界へどんどん発信していきたい」と力強い。

 学生時代からギターを弾き、絵画をたしなむ。「下手だがゴルフも結構やる」と、こちらも貪欲に研さんを重ねる。妻と3人の娘がいる。62歳。(記事・西井由比子、写真・永見将人)