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国際的な日本酒品評会 神戸で10月開催へ

2020.02.17
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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は、国際的な日本酒の品評会を10月に神戸で開く。世界有数のワイン品評会「ブリュッセル国際コンクール(CMB)」の日本酒品評会「サケセレクション」で、県産の酒米や日本酒を国内外に発信する狙い。2020年度当初予算案に開催経費2320万円を計上した。

 県内では16年、世界的権威のあるワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の日本酒部門が神戸で開かれた。CMBは、IWCとともに欧州三大ワイン品評会の一つとされる。CMBの日本酒品評会は18年に三重県で初回が開催され、第2回が神戸で開かれる。

 今回の日本酒品評会は10月19~21日、メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)である。ほかに関連行事として歓迎レセプションをはじめ、県内の酒蔵見学や審査員らの酒米「山田錦」の稲刈り体験、公募のセミナー、交流会などを計画している。

 県は4月上旬までに実行委員会を設立。県酒造組合や灘五郷酒造組合などの業界団体のほか、酒造りや酒米の生産が盛んな神戸、西宮、姫路など県内約25市町が実行委に参加予定という。

 県は昨年7月、ベルギーの首都ブリュッセルにあるCMBの本部に金沢和夫副知事を派遣するなどし、品評会の神戸開催を働き掛けていた。前回の三重では日本酒617銘柄が出されたが、今回は16年に神戸であったIWCと同規模の千~1200銘柄の出品を目指す。県農産園芸課は「日本酒の国内需要が減る一方、海外人気は高まっており、CMB開催で新たな需要を掘り起こしたい」としている。

 県はIWCの20年の神戸開催を誘致したが、費用などで主催者と折り合わず、昨年7月までに断念していた。(山路 進)