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青春の精神大切に ロック・フィールドが本社社屋に「青りんご」

2020.02.19
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ロック・フィールド本社に設置された「青りんご」のオブジェ。安藤忠雄さん(中央)を囲む同社の岩田弘三会長(右)と古塚孝志社長=神戸市東灘区魚崎浜町

ロック・フィールド本社に設置された「青りんご」のオブジェ。安藤忠雄さん(中央)を囲む同社の岩田弘三会長(右)と古塚孝志社長=神戸市東灘区魚崎浜町

 総菜大手のロック・フィールド(神戸市東灘区)はこのほど、建築家安藤忠雄さん(78)がデザインしたオブジェ「青りんご」を本社社屋の一角に設置した。

 繊維強化プラスチック製で、高さ・幅・奥行きが各1・45メートル。安藤さんが近代の米国詩人サミュエル・ウルマンの「青春の詩」にちなんでデザインした。

 「青春とは人生のある期間でなく、心のありよう」との趣旨から、安藤さんがオブジェの制作意図を「目指すは甘く実った赤リンゴではない、未熟で酸っぱくとも明日への希望に満ち溢(あふ)れた青りんごの精神」と表現。青春の実相を青りんごに重ね合わせた。

 その意図に共感した同社の岩田弘三会長(79)が昨年、安藤さんの青りんごのオブジェが兵庫県立美術館に寄贈されたことで、本人に制作を依頼していた。

 お披露目会に出席した安藤さんは「20、30代だけでなく、70、80代でも目標がある限り、青春である」と作品への思いを語るとともに、大病を患った自身の経験を紹介し、食の重要性についても訴えた。岩田会長は「安藤さんのお話から大きな勇気をいただいた」と話した。(中村有沙)