ひょうご経済プラスTOP 経済 米TV番組、灘の酒造り取材 仕込みピークの酒蔵訪問

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米TV番組、灘の酒造り取材 仕込みピークの酒蔵訪問

2020.02.22
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こうじづくりの様子を撮影するケリー・コックスさん=神戸市東灘区深江浜町

こうじづくりの様子を撮影するケリー・コックスさん=神戸市東灘区深江浜町

 伝統と歴史が詰まった日本酒を海外にも広めたい-。世界の優れた食を映像で紹介する米国PBSのテレビ番組「オリジナルフェア」の制作スタッフがこのほど、酒造りを取材するために神戸を再訪した。仕込みのピークを迎えた灘の酒蔵を見学し、蔵人らの職人技を間近で撮影した。

 同番組の案内役ケリー・コックスさん(37)が、日本酒や酒米をテーマにした神戸新聞の連載の英訳版を読んで兵庫の酒造りに興味を持ち、番組制作に至った。昨年10月に初めて取材に訪れ、三木市吉川町と神戸市北区で酒米「山田錦」の稲刈り作業などに同行。米作りや酒米について学んだ。

 今回は酒造りの工程を取材。灘五郷の剣菱酒造(神戸市東灘区)と菊正宗酒造(同)の酒蔵で、蒸し米やこうじづくり、もろみの仕込みなどの作業を撮影した。「暖気(だき)だる」などの道具づくりの現場も見学。灘の酒を支える職人技に見入った。

 コックスさんは「今回見たもの全てを細かい部分まで番組で伝えたい」と意気込む。5月ごろに放送する予定。(中村有沙)