ひょうご経済プラスTOP 経済 地元兵庫で就職を 県が保護者対象にセミナー開催

経済

地元兵庫で就職を 県が保護者対象にセミナー開催

2020.04.04
  • 印刷
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は2020年度、県内出身大学生の保護者を対象とする就職活動セミナーを開く。学生が県内の優良企業を志望しても保護者が知らず、入社に反対するケースなどがみられるといい、就活を取り巻く状況や県内企業の魅力を伝える。

 県労政福祉課によると、県内大学に通う県出身者の約6割は兵庫での就職を望む。しかし、19年3月に県内の大学を卒業した人のうち、県内に就職した割合は28・4%にとどまった。県内企業の情報が学生に浸透していないことなどが原因とみられる。

 学生は就職に当たり、保護者の意見を参考にすることが多く、「大企業か公務員に」「聞いたことのある会社に入って」などの意向に従いがちという。

 セミナーは年内にも神戸市内で開く。22年春の入社を照準に、就活に詳しい専門家が近年の活動の事情やスケジュールについて説明する。県内の企業側も参加し、経営者や人事担当者が自社の事業内容や職場環境について発信する。

 県は各大学のキャリアセンターなどを通じて、保護者にセミナーの開催を伝える。学生も参加可能で、100組程度を集めたい考え。同課は「県内中小企業の情報を伝えると『こんな良い会社があるとは』と驚く保護者は多い。早期の就業体験などと併せて、地元への就職増を促したい」としている。同課TEL078・362・3357

(佐伯竜一)