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新型コロナで明暗 県関連企業4社の3月売上高

2020.04.22
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大丸神戸店=神戸市中央区明石町

大丸神戸店=神戸市中央区明石町

 消費財を扱う兵庫県関連企業4社の3月分の売上高が22日出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で客足が鈍り、百貨店とアパレルは大幅な減収。食品などの製造販売会社は在宅勤務の広がりもあって堅調に推移した。外出自粛要請に伴う環境の変化で、業態間の明暗が分かれた。

 3月に4日間の臨時休業を実施した大丸松坂屋百貨店。県内で展開する大丸神戸店の売上高(確報値)は前年同月比35・2%減、須磨店が22・5%減、芦屋店が43・7%減だった。神戸店の入店客数は同37・0%減と苦しんだ。

 アパレル大手のワールド(神戸市中央区)は、国内小売り事業の売上高が前年同月比35・2%減と低迷。出店先の百貨店やショッピングセンターの休業と営業時間短縮が打撃となった。

 一方、在宅勤務の広がりで好調なのが食料品を扱うスーパーなどだ。

 「業務スーパー」をフランチャイズ展開する神戸物産(兵庫県稲美町)が22日発表した3月の売上高は前年同月比33・7%増。加盟店への商品出荷実績は既存店ベースで同3割近く増えた。レトルトカレーなど保存性の高い商品が伸長した。

 粉ミルクやベビーフードなどを扱う西松屋チェーン(姫路市)も売上高を伸ばした。3月度(2月21日~3月20日)は前年比19・8%増。22日発表の4月度(3月21日~4月20日)実績は1・0%増えたが、客数は減少した。担当者は「緊急事態宣言が影響した可能性が高い」と、外出自粛要請の長期化に警戒感を示した。(三島大一郎)