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保証承諾、コロナ禍でリーマン超え 5月、県内9540件無利子融資拡充で

2020.05.30
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 中小企業・小規模事業者の融資を保証する兵庫県信用保証協会の5月の承諾件数が、単月ベースでリーマン・ショック時のピークを上回ったことが29日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で資金繰りに窮した利用者が急増。1営業日を残した28日時点で、計9540件に達したという。(佐伯竜一)

 同協会によると、リーマン・ショック時のピークは2008年12月だった。当時の申し込みは、6786件の1395億6100万円。承諾は7239件の1470億1300万円に上った。

 これに対し、今月の申し込みは約1・6倍の1万614件に、金額は約1・4倍の2017億6300万円にそれぞれ拡大。承諾件数は約1・3倍で、承諾額も約1・2倍の1815億7900万円と、いずれも上回った。

 今月の承諾件数を前年同月と比べると約6倍に、金額は約7・4倍に及んでいる。

 今年3月の承諾は前年同月比で約1・6倍の3955件、4月も約2・1倍の3937件と伸びていた。しかし、5月から政府系金融機関が担ってきた実質無利子・無担保融資を民間も扱うようになり、利用が加速した。

 リーマン危機当時は、ピーク以降も高水準の利用が1年程度続いたという。同協会は「コロナ収束の出口は見えないが、保証の手続きを急ぎ、地域の事業者を支えたい」と話している。

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