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県内の上場企業76社 決算で6割が減益・赤字に

2020.06.02
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 兵庫県内に本社・本店を置く上場76社の2020年3月期(19年4月~20年3月)の決算が出そろった。最終的なもうけを示す純損益で減益・赤字となった企業は48社(63%)で、前期(57%)と比べて増加。米中貿易摩擦に伴う世界経済の減速に加え、新型コロナウイルスの影響が出始めており、損益を下押しする一因となっている。

 本業の利益に金融収支などを加味した経常損益で減益・赤字だった企業も48社(63%)と、前期に比べて12ポイント増加。売上高は39社(51%)で増え、37社(49%)が減らした。

 純損益が680億円の赤字となった神戸製鋼所(神戸市中央区)は、米中摩擦による自動車用鋼材の販売減などに加え、新型コロナの影響額も約25億円に上った。純利益が減益だった川崎重工業(同)は、コロナ禍で主に二輪車の販売が落ち込み、売上高を約200億円、利益を約60億円それぞれ押し下げた。

 21年3月期は、コロナの影響を「合理的に算定するのが困難」として、43社(57%)が「未定」とした。

 3月期決算の県内上場企業は77社だが、開示を8月以降に延ばす住友精密工業(尼崎市)を除く76社で集計した。(大島光貴)

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