経済
神戸市 空や海の玄関口にサーモグラフィー設置へ コロナ対策強化
神戸市は18日、新型コロナウイルス対応で、神戸空港やクルーズ船が発着する神戸港のターミナルなど約10施設に、検温用のサーモグラフィーを設置する方針を明らかにした。感染抑止や第2波への備えとして、空や海の玄関口で対策を強化する。
同日の市会経済港湾委員会で説明した。市港湾局によると、設置を想定しているのは神戸空港のほか、観光船やフェリーが発着する神戸ポートターミナル、中突堤旅客ターミナル、フェリーターミナルなど。市が購入、設置し、各施設管理者が運用する。
計20台程度の購入を想定し、費用は約1600万円。サーモグラフィーは品薄が続いており、運用開始は9月ごろになる見通しという。観光などで飛行機や船の利用が回復すると見込まれる中、市は「安全対策に活用してほしい」としている。
関西空港の国内線と大阪(伊丹)空港の保安検査場ではすでに、運営会社の関西エアポートがサーモグラフィーによる検温を実施している。(横田良平)
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