ひょうご経済プラスTOP 経済 画面近づくと検温、消毒 神戸のシステム開発会社が発売

経済

画面近づくと検温、消毒 神戸のシステム開発会社が発売

2020.07.17
  • 印刷
検温と消毒ができるデジタルサイネージ=神戸市中央区港島中町6

検温と消毒ができるデジタルサイネージ=神戸市中央区港島中町6

 システム開発会社のテスコムデジタルソリューション(神戸市西区)は、非接触で検温と消毒ができるデジタルサイネージ(電子看板)を発売した。新型コロナウイルスの感染症対策として、不特定多数の人が集まる商業施設や競技場、ホールなどの利用を想定し、年千台の販売を目指す。(大島光貴)

 同社は、イベント企画会社のテスコム(同市西区)から映像コンテンツ事業を分社化して、昨年6月に設立。電子看板のシステム開発を手掛ける。新型コロナ禍で、出社時の体温測定と手指の消毒が習慣化したことに着想を得て、中国の電子看板メーカーと今年3月から共同開発を進めてきた。

 新製品は高さ約1メートル、幅約40センチ。タッチパネル対応の21・5インチ画面を備える。約50センチの距離に近づくと、赤外線センサーが体の表面温度を測り、画面に表示した検温の結果を音声で知らせる。体温が一定水準以上であれば、警報音を出すことも可能。さらに、下部の隙間に手をかざすと、液体かゼリー状、泡状の消毒液が出る仕組みだ。

 電子看板に表示する広告は、無線LAN「Wi-Fi」経由でインターネットに接続し、遠隔で更新することができる。顧客のニーズに応じて災害情報を配信するほか、今秋には来社の自動受け付けや入退場管理にも活用できるようにする。

 商品名は「カインド1」で、壁掛けタイプと、専用器具に立て掛けるタイプを用意。顔認識と検温の機能を備えた8インチ画面のデジタルパネル「カインド2」も発売した。いずれもオープン価格で、Iが50万円前後、2は40万円前後。

 テスコムデジタルソリューションの藤原章平社長(59)は「来場者に衛生的な対応とリアルタイムな情報発信ができる」と話す。

 同社フリーダイヤル0120・009278

【記事特集リンク】新型コロナウイルス