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コメの代わりにもち使用「おにぎり餅」開発 神戸の菓子メーカー

2020.08.04
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新製品の「おにぎり餅」を手にするモチクリームジャパンの海老澤靖専務=神戸市中央区北野町3

新製品の「おにぎり餅」を手にするモチクリームジャパンの海老澤靖専務=神戸市中央区北野町3

 菓子メーカーのモチクリームジャパン(神戸市中央区)は、コメの代わりに、餅で具材を包んだ冷凍食品「おにぎり餅」を開発した。「日常食だけでなく、災害時の非常食として活用してほしい」(海老澤靖専務)とPRする。

 同社は1999年の創業以来、生クリームやアイスクリーム入りの大福餅を看板商品にしてきた。常温や冷めた状態で餅が硬くならないよう、大福など菓子用の餅に砂糖を多く使用していたという。

 新商品は、粉状にした餅米を使うことで、砂糖を使わなくても同じ効果を得ることに成功した。具材はツナマヨネーズ、鮭(さけ)マヨネーズ、めんたいこマヨネーズの3種類を用意。レンジ解凍や自然解凍して食べる。嗜好(しこう)品である菓子に加え、安定した需要が見込まれる主食市場に参入して収益源を多様化させる。

 学生時代に神戸市灘区の自宅で阪神・淡路大震災に遭い、食べ物を手に入れにくい経験をしたという海老澤専務は「解凍してから3日間は安心しておいしく食べられるように開発した。電気、ガス、水道が不通となる災害時に多くの人の役に立ってほしい」と話す。希望小売価格は1袋2個入りで298円(税抜き)。同社のウェブサイト(http://mochicream.com)で販売している。

(長尾亮太)