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新型コロナワクチン原液供給へ、英製薬と協議 JCRファーマ

2020.08.07
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国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 医薬品メーカーのJCRファーマ(兵庫県芦屋市)は、英製薬大手のアストラゼネカと、新型コロナウイルスワクチンの原液供給に向けた協議を始めた。世界中でワクチン需要が高まる中、日本国内での安定的な供給体制の確立に寄与する。

 英オックスフォード大とアストラ社が共同開発するワクチンは7月、初期段階の臨床試験で強力な免疫効果が確認された。英国のワクチン開発は世界で最も進んでいるとされ、今秋の実用化が期待されている。

 JCRファーマは、遺伝子を組み換えたり細胞を増殖させたりして、幅広い病気の治療薬に活用できるバイオ医薬品の製造技術を持つ。アストラ社側から打診があり、JCRの室谷工場(神戸市西区)で国内供給分の原液を製造する予定。数量や製造開始時期は今後詰める。JCRは「ワクチン原液の製造は、これまで培ってきたタンパク質をつくる技術に通じている。要請があれば、可能な限り早く対応できるようにしたい」としている。(横田良平)