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新型コロナ防止とビジネス両立へ 神戸で大規模会合再開

2020.08.08
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神戸市役所=神戸市中央区

神戸市役所=神戸市中央区

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、中止されていた神戸市内での大規模展示会や国際会議が、9日から約5カ月ぶりに再開される。各地で感染が再拡大しているが、主催者は「自治体や施設の指針を守り、感染防止策に万全を期す」としている。(横田良平)

 神戸市などでつくる神戸観光局によると、神戸での千人規模の会議は、2月下旬の日本災害医学会を最後に中止が相次いだ。3~6月にポートアイランドの神戸国際会議場と神戸国際展示場で予定された同規模の会合は計27件がキャンセルされ、約9万3千人の集客がなくなったという。

 再開第1号は、8月9~11日に同展示場で開かれる宝飾メーカーなどの展示商談会「神戸国際宝飾展」。毎年5月に開かれるが、今回は延期されていた。

 運営会社によると、昨年は約1万3千人が来場。今回は神戸の真珠業者をはじめ国内の約250社が出展し、3日間で7千~1万人の来場を見込む。

 同展示場の利用は1日5千人以下と定められているため、会場に来場者の計測器を設置して管理する。ほかにもマスク着用を促し、検温や常時換気を実施。医師や看護師が常駐して体調不良者の対応に当たる。

 8月末には、ポートピアホテルで千人規模の医学会があり、ウェブ配信もされる予定。9月には西日本最大級の産業総合展示会「国際フロンティア産業メッセ」も予定されている。

 神戸市は近年、国際会議の誘致に注力し、来場者らによる経済効果を生んできた。日本政府観光局によると、同市内で2018年にあった国際会議は419件で、東京23区に次ぐ2位。従来通りの開催は海外との往来が制限されるなど難しい状況が続くが、神戸観光局は「ビジネスイベントの再開は悲願。本当は神戸に来てもらいたいが、今後は現地とウェブの両方で開くのが一つの形になるのでは」としている。