ひょうご経済プラスTOP 経済 コロナ禍、お盆商戦様変わり 売り上げ減、配送依頼は増 県内百貨店

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コロナ禍、お盆商戦様変わり 売り上げ減、配送依頼は増 県内百貨店

2020.08.12
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お供えや土産用の洋菓子などを買い求める人でにぎわう食品フロア=11日午前、神戸市西区、そごう西神店(撮影・鈴木雅之)

お供えや土産用の洋菓子などを買い求める人でにぎわう食品フロア=11日午前、神戸市西区、そごう西神店(撮影・鈴木雅之)

 お盆シーズンを迎え、兵庫県内の百貨店では、お供えや帰省先への土産物購入のピークを迎えている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で帰省を控える人が多く、「例年に比べると(お盆商戦は)厳しい状況」と関係者。一方、商品の配送依頼が増えており、売り場の従業員が対応に追われている。

 8月末に閉店するそごう西神店(神戸市西区)。11日、1階食品フロアは開店直後から、洋菓子や和菓子などを手にした大勢の客で混み合った。

 家族で長野県に帰省するという神戸市西区の主婦(38)は「神戸らしい洋菓子を買いました。(新型コロナが)気になるけど、子どもたちも楽しみにしているので、感染防止対策をしっかりして古里で過ごしたい」と話した。

 食品売り場の担当者によると、帰省土産とみられるギフト商品の購入は今月上旬ごろから増え始めた。ただ、菓子売り場の客数は昨年の8割程度といい、担当者は「例年ならもっと混雑している。コロナ禍で帰省を控える人が増えているからだろう」と受け止める。

 一方で、商品配送の依頼が増えており、「通常の3倍くらいになっている」と担当者。この日も各テナント店で配送伝票に送り先などを記入する買い物客の姿が見られた。

 都心部の百貨店も同様で、大丸神戸店(同市中央区)では例年に比べて、ギフト用の菓子などの売り上げが減少。ただ、通常は同店で扱っていないスイーツを集めたコーナーが好調といい、担当者は「帰省など外出を控えて、自宅で楽しむために購入する人が多いのでは」と推測する。(三島大一郎)