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兵庫・大阪の融資、7千億円超え 山陰合同銀、頭取が年度末見通し

2020.09.05
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山陰合同銀行本店からリモートで神戸新聞社の取材に応じる山崎徹頭取

山陰合同銀行本店からリモートで神戸新聞社の取材に応じる山崎徹頭取

 山陰合同銀行(松江市)の山崎徹頭取は、4日までに神戸新聞社の取材にオンラインで応じ、兵庫・大阪地区の融資残高が本年度末に7千億円を超える見通しを示した。新型コロナウイルス感染拡大が影響した中小企業への資金繰り融資が急増しているためで、事業支援にも力を入れる。

 同地区の2019年度末の融資残高は6544億円で、うち兵庫県分は4585億円。12年に「兵庫・大阪営業本部」を設けてから7年で約2・8倍に増えた。主要金融機関の兵庫県内の融資残高(19年度末)は計16兆8460億円あり、さらに開拓する。

 今春からコロナ関連融資が増え、山陰合銀全体で7月末までに貸し出した2200億円のうち、兵庫・大阪地区は約600億円。信用保証制度を使わない「プロパー融資」が多いという。松江市の本部に新型コロナ事業支援チームを設けており、山崎頭取は「地域活性化へ兵庫の企業も後押ししたい」と話す。

 企業の間を取り持つ販路開拓支援、事業承継や合併・買収(M&A)のコンサルティングを展開。野村証券との提携も生かしてサービスを広げる考えで、「きめ細かいやりとりで取引先の事業価値を高める」と力を込めた。(佐伯竜一)