ひょうご経済プラスTOP 経済 日本初開催 神戸で「エンジンフォーラム」開幕

経済

日本初開催 神戸で「エンジンフォーラム」開幕

2020.10.20
  • 印刷
県内企業も出展したエンジンフォーラム会場=神戸市中央区港島中町6

県内企業も出展したエンジンフォーラム会場=神戸市中央区港島中町6

エンジンフォーラム会場で講演する川崎重工業の担当者=神戸市中央区港島中町6

エンジンフォーラム会場で講演する川崎重工業の担当者=神戸市中央区港島中町6

 航空エンジンと産業用ガスタービンに関する国際展示商談会「エンジンフォーラム神戸2020」が20日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場で始まった。21日までの2日間、出展約100社を含め、約15カ国から約180社が参加する。兵庫県内の中小企業グループも海外の大手航空機メーカーとの商談が入るなど期待を集めた。

 航空宇宙分野の事業マッチングを手掛ける仏abe社が日本で初めて開き、関連メーカーが集積する兵庫県を会場に選んだ。航空機産業は新型コロナウイルス感染拡大で需要が激減しているが、「引き続き成長産業」(経済産業省)とみられており、回復を見据えて事業機会を探る場にする。

 航空機部品の製造に関わる中小22社のグループ「神戸エアロネットワーク」は、会場の入り口近くにブースを構えた。2日間でエアバスやボーイングなど約20社と商談を予定している。受託試験会社、神戸工業試験場(兵庫県播磨町)の鶴井宣仁専務(36)は「技術力のある仲間が多い。ものづくりのノウハウや経営判断の速さを生かし、大手メーカーの研究開発を支援したい。大型案件を3、4件受注できれば」と話した。

 同グループが神戸市内のベンチャーの開発に協力する「空飛ぶクルマ」の模型や、軽くて強い「炭素繊維強化プラスチック」(CFRP)を使った機体の部品なども展示し、来場者が足を止めていた。

 会場では講演会もあり、川崎重工業(神戸市中央区)の坂野孝彦民間エンジンプロジェクト総括部副総括部長は、エアバス社の小型ジェット機に搭載される最新エンジンに、川重のギアシステムが採用されたことを紹介。燃費向上のための調整に関連する仕組みで、「コロナで足踏みしているが、中小型機の需要は長期的に伸びる」と、受注拡大に期待していた。(大島光貴)