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神戸港活性化へ業者支援 コロナ打撃、神戸市が補助制度

2020.10.24
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神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

 神戸市は、新型コロナウイルス感染症の影響に苦しむ神戸港の港湾運送事業者に対し、輸出貨物の集荷を促進する新たな支援制度を始める。10月以降の輸出貨物取扱量が2020年度上半期(4~9月)平均に比べて15%以上上回った事業者に、最大200万円を補助する。事業者の取り組みを支援して荷動きを回復させ、神戸経済の活性化につなげる。(横田良平)

 神戸港で20年上半期(1~6月)に取り扱われたコンテナ貨物は、前年同期比7・8%減の132万7172個(20フィート換算)。輸出は8・7%減で、自動車関連などが減った。輸出は7月単月(速報値)でも12・8%減となっている。

 貨物量が減る中、荷主の中にはコスト削減のため、貨物をコンテナに詰める作業を自前で行う状況が発生。このため、臨海部で荷さばきを担う上屋事業者などの業務が減り、神戸港の物流機能低下が懸念される。集荷や荷物を生み出す「創荷(そうか)」を促進する補助制度を創設する。

 対象は神戸港臨海部で上屋などを営む中堅・中小事業者40~50社を想定。4~9月の輸出貨物取扱量の月別平均に対し、10月~来年2月の単月取扱量を10%増やせば100万円を補助する。15%以上増加させればさらに100万円を交付して、輸出貨物取扱量の拡大を図る。

 同市などはまた、神戸港に就航する内航フェリー事業者に対し、新型コロナへの安全性をPRする経費の4分の3(最大500万円)を補助する。大型客船の集団感染が影響して旅客需要が激減しており、人や物の動きを支える交通インフラとして事業継続を後押しする。

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