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山陽特殊製鋼、11年ぶり最終赤字 9月中間

2020.10.30
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(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

 山陽特殊製鋼(姫路市)が29日発表した2020年9月中間連結決算は、純損益が33億1千万円の赤字(前年同期は13億7900万円の黒字)に転落した。新型コロナウイルス感染拡大による自動車減産などが響き、主力の軸受け用鋼材の販売が激減した。中間期の最終赤字は、リーマン・ショック後の09年以来11年ぶり。

 産業機械、建設機械向け鋼材なども含め、連結の販売数量が前年同期比3割減少。数量減の影響額は経常損益ベースで66億円という。受注の回復が想定より早く、棚卸し資産評価損の戻入益を前倒し計上し、最終赤字幅は7月予想から約15億円縮小した。

 通期は2年連続で赤字の見込み。受注回復や固定費削減が進むとみて、各損失とも7月予想からは5億円ほど改善する見通し。(大島光貴)