経済
兵庫県内中小の景況、13・8ポイント改善 2四半期連続 みなと銀
みなと銀行(神戸市中央区)がまとめた10~12月期の兵庫県内中小企業の景況調査によると、全産業の景況判断指数(DI)はマイナス36と、7~9月期に比べて13・8ポイント改善した。改善は2四半期連続。新型コロナウイルス感染拡大の打撃から回復基調にあるが、依然として水準は低い。
マイナス圏は、2019年7~9月期から6四半期連続。今年11月、取引先1800社に聞き、74・6%が回答した。DIは、景気が「良い」と答えた割合から「悪い」とした割合を引いた値。
業種別は、製造業が9・1ポイント改善のマイナス46・3で、非製造業も15・6ポイント改善してマイナス31・9となった。
地域別は、神戸、阪神、播磨、但馬・丹波、淡路の全5カ所でマイナス圏だったが、いずれも7~9月期からは上向いた。
21年1~3月期の全産業の景況判断DIは、製造・非製造ともほぼ横ばいで、マイナス33・9を見込む。(佐伯竜一)