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20年の神戸港輸出入10・9%減 コロナ禍で荷動き鈍く

2021.01.22
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神戸新聞NEXT

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 神戸税関が21日発表した2020年の神戸港貿易概況は、輸出入総額が前年比10・9%減の7兆9025億円だった。新型コロナウイルス感染拡大で世界的に荷動きが鈍く、輸出入ともに前年実績を下回った。総額の落ち幅は、リーマン・ショック後の09年(前年比29・3%減)以来の大きさとなった。

 主要地域別の総額の落ち幅は、対東南アジア諸国連合(ASEAN)の前年比16・3%減を筆頭に、対米国13・6%減、対中国7・9%減、対欧州連合(EU)が0・7%減だった。

 輸出は11・8%減の4兆9010億円。米国向けのブルドーザーなど建設・鉱山機械や中国向けの自動車部品が大幅減。ベトナムなど向けの繊維製品も減少。中国向けの化粧品類は増え、過去最高額を記録した。

 輸入は9・3%減の3兆15億円。中国や米国からのリチウムイオン電池製造用の無機化合物や、カナダなどからのコバルト、ニッケルといった非鉄金属が振るわなかった。イタリアなどからのたばこが増え、過去最高額となった。

 平均為替レートは1ドル=106・98円で、前年より2・10円の円高だった。

 同日発表した20年12月分は、輸出入総額が前年同月比1・0%増の7348億円で、15カ月ぶりにプラスに転じた。輸出は5・5%増の4926億円、輸入は7・0%減の2422億円だった。(横田良平)