ひょうご経済プラスTOP 経済 県と神戸市、SDGs扱う新興企業支援 年20社に育成プログラム

経済

県と神戸市、SDGs扱う新興企業支援 年20社に育成プログラム

2021.02.03
  • 印刷
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

神戸市役所=神戸市中央区

神戸市役所=神戸市中央区

 兵庫県と神戸市は2021年度、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の課題解決につながるビジネスを展開するスタートアップ(新興企業)の育成プログラムを始める。年20社を対象にする。国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS(ユノップス))が神戸に設けた起業家育成拠点とも連携し、アイデアの実現や海外進出を支える。

 UNOPSの拠点は、途上国の課題解決へ世界中の新興企業を募り、すでに1年目の育成プログラムが始まっている。これを契機に、兵庫を中心にスタートアップを増やそうと、地元自治体としても独自に育成施策を始めることにした。県と神戸市は、関連経費を21年度当初予算案に盛り込む方針。

 県、市のプログラムは約3カ月間の計画。年2回、10社ずつ実施する。貧困解消や気候変動対策など多岐にわたるSDGs目標の中から、UNOPSに世界各地のニーズを提示してもらい、アイデアを持つ起業家らを募集する。

 選考後のプログラムでは、知的財産やIT、環境などの専門家らが事業化に向けて助言や提案をする。ベンチャーキャピタルなどの経験を持つコーディネーターが統括する。

 応募企業の所在地などは問わない。UNOPSと同じビルに入る「起業プラザひょうご」への入会が必要。各社のテスト事業には50万円ずつ助成し、有望な事業には上乗せする。

 京阪神地域は、国が起業家育成を集中的に支援する「グローバル拠点都市」に選ばれている。県は「身近な存在となったUNOPSに協力してもらい、兵庫から世界とつながるスタートアップを増やしたい」としている。(森 信弘)