経済
駅ナカに仕事用ブース「空き時間、有効活用を」 JR尼崎駅
JR西日本の子会社「ジェイアール西日本デイリーサービスネット」(尼崎市)などは19日、JR尼崎駅(同)の構内に個室型ワークブースを設置し、供用を始めた。新型コロナ禍で多くの人の働き方が変わっており、移動中の空き時間などを有効活用したい需要を取り込む。
兵庫県内の鉄道駅周辺では、阪神電鉄西宮駅に直結する商業施設「エビスタ西宮」(西宮市)などに同様のブースがある。
JR西管内では12日、高槻駅(大阪府高槻市)に第1号が登場したばかり。尼崎駅は東西線や宝塚線などの各路線が乗り入れ、乗降客が多いことから2カ所目に選んだという。
東口改札を出た左手に、高さ約2・3メートル、幅と奥行き各1・2メートルのボックスを置いた。外部からの遮音性が高く、テーブルといすを備え、電源や無料Wi-Fi(ワイファイ)が使用できる。
1分以内にブース内の空気を入れ替えるファン、抗菌コーティングで感染症対策を講じている。
ブースを提供する「テレキューブサービス」(東京)のホームページで会員登録して、パソコンやスマートフォンで予約する。予約は60日前から可能。ブース入り口でスマホを操作して鍵を開ける。
ジェイアール社の担当者は「セキュリティーが保たれ、資料作成やメール、電話、ウェブ会議など多様な用途に使ってもらえそう」とPRしている。
利用は午前7時~午後9時。15分ごとに275円。4月末までは特別価格で同165円。テレキューブサービスTEL0120・102052(大盛周平)