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「採用増」2年連続減 県内主要企業22年春入社

2021.04.18
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神戸新聞NEXT

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 神戸新聞社は17日、兵庫県内の主要企業を対象にした2022年春入社予定の大学・大学院新卒者採用計画のアンケート結果をまとめた。21年春より採用を「増やす」とした割合は、前年比4・4ポイント減の24%で、2年連続で減少した。逆に「減らす」とした割合は微増。少子高齢化に伴う人材難に直面しながら、新型コロナウイルス禍の長期化などで積極採用に踏み切れないジレンマをうかがわせる。

 3月17~31日、212企業・団体に調査し、171社から回答を得た(回答率80・7%)。一部で短大や高専、専門学校卒を含む。

 採用を「増やす」と答えたのは41社で、機械、化学メーカー、信用金庫など。理由(複数回答)は「人手不足」「事業拡大」と続いた。「21年卒は(コロナの第1波と重なって)採用期間が限られ、例年より採用人数が減少した」(商社)と、前年に減らした反動で増やす動きも見られた。

 「減らす」は前年比1・1ポイント増の8・2%だった。メーカーやアパレルなど14社で、理由(複数回答)としては半数が「コロナ禍」を挙げた。「人員過剰」も目立った。

 一方、「同程度」は2・1ポイント増の49・1%だった。「景気にかかわらず一定の採用を確保」(機械メーカー)などの回答があった。「増やす」との合計は2・3ポイント減となったものの73・1%を占めた。「未定」は16・4%(0・5ポイント減)だった。

 22年春の国内全体の採用については「減る」「やや減る」の合計が42・1%となり、「増える」「やや増える」の17・5%を上回った。コロナ禍からの早期回復に対し、慎重な見方が広がっている。(森 信弘)