ひょうご経済プラスTOP 経済 東京五輪・パラのテニス公式ボール完成 住友ゴム

経済

東京五輪・パラのテニス公式ボール完成 住友ゴム

2021.04.28
  • 印刷
完成した東京五輪の公式テニスボール=神戸市東灘区魚崎南町3(撮影・坂井萌香)

完成した東京五輪の公式テニスボール=神戸市東灘区魚崎南町3(撮影・坂井萌香)

完成した東京五輪の公式テニスボール=神戸市東灘区魚崎南町3(撮影・坂井萌香)

完成した東京五輪の公式テニスボール=神戸市東灘区魚崎南町3(撮影・坂井萌香)

完成した東京五輪の公式テニスボール=神戸市東灘区魚崎南町3(撮影・坂井萌香)

完成した東京五輪の公式テニスボール=神戸市東灘区魚崎南町3(撮影・坂井萌香)

 東京五輪・パラリンピックのテニス、車いすテニス競技の公式球となった「ダンロップ」ブランドのテニスボールが完成した。住友ゴム工業(神戸市中央区)の製品で、本社開発部門でプレーのしやすさなどを追求し、世界最高水準の品質に仕上げた。表面には「TOKYO2020」の文字が入り、大会組織委員会に5月末までに納める。

 五輪のテニス公式球に、日本企業の製品が採用されるのは初めて。

 1930年に国産初のテニスボールを生産し、ラケットでのコントロールのしやすさなどで、世界的に評価を高めた。四大大会の一つ「全豪オープン」でも19年から採用され、同年夏に五輪の公式球に決まった。

 全豪に際しては、前年までの他社製品に慣れた選手が違和感を抱かないよう設計した。一方で、打感の心地よさや耐久性を高めたという。

 五輪用は全豪と同じ仕様で、大会組織委に無償貸与する。計約2万4千個をフィリピンの工場で生産し、神戸港経由で今月、神戸市東灘区の物流拠点に運び込んだ。担当者らは一部を取り出し、外観に問題がないか最終確認した。

 五輪はコロナ禍で開催自体危ぶまれているが、同社テニスビジネス部の山元健部長(55)は「一番やきもきしているのは選手。私たちは使命を果たすだけ」とした上で「テニスが盛り上がり、ダンロップのボールも多くの人の記憶に残ればうれしい」と話している。(森 信弘)