ひょうご経済プラスTOP 経済 みなと銀 純利益35%減 コロナで与信費用増 3月期

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みなと銀 純利益35%減 コロナで与信費用増 3月期

2021.05.12
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みなと銀行本店=神戸市中央区三宮町2

みなと銀行本店=神戸市中央区三宮町2

 みなと銀行(神戸市中央区、非上場)が11日発表した2021年3月期決算(単体)は、純利益が前期比35・5%減の24億5800万円だった。新型コロナウイルス禍による融資先の業績悪化で、返済猶予に応じるための費用などがかさんだ。売上高に当たる経常収益は前期並みの484億7700万円だった。

 コロナ関連は、返済不能に備える貸倒引当金など与信費用が前期比2・4倍の41億円に膨らんだ。本業のもうけを示すコア業務純益は、住宅ローンや投資信託の販売が伸びて6・3%増の59億2700万円だった。

 国民1人当たり10万円の特別定額給付金などが積み上がり、預金残高は前期末から9・6%増の3兆6951億円。貸出金残高はコロナ関連融資の伸びで7・2%増の2兆9074億円と、ともに過去最高を更新した。自己資本比率は0・54ポイント改善して8・31%となった。

 22年3月期の純利益は、投信販売や事業再生支援の増加で35億円に増加すると見込む。武市寿一社長は「設備投資に積極的な企業が増えており、第4波の影響が極端に出る可能性は低いとみている」と話した。

 同行は、親会社の関西みらいフィナンシャルグループがりそなホールディングスの完全子会社になったことに伴い、今回から発表方式を単体に変更した。(高見雄樹)