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阪急交通社、三宮駅に“帰還” 26年ぶり震災で移転の営業拠点 利用客「便利になった」

2021.07.22
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阪急神戸三宮駅直結のビルに戻ってきた「阪急交通社神戸センター」=神戸市中央区加納町4

阪急神戸三宮駅直結のビルに戻ってきた「阪急交通社神戸センター」=神戸市中央区加納町4

阪急交通社の社内報に残る1970年代に阪急三宮駅にあった店舗(同社提供)

阪急交通社の社内報に残る1970年代に阪急三宮駅にあった店舗(同社提供)

26年ぶりに駅直結の場所に戻った阪急交通社の店舗=神戸市中央区加納町4

26年ぶりに駅直結の場所に戻った阪急交通社の店舗=神戸市中央区加納町4

 阪急交通社の神戸市中央区の営業拠点「神戸センター」は今春、神戸三宮阪急ビルの商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」で営業を始めた。神戸センターの前身に当たる店舗はかつて、同ビルが立つ場所に存在した旧神戸阪急ビル内にあったが、1995年の阪神・淡路大震災でビルが解体され、移転していた。26年ぶりの“帰還”に、「乗降客も多い場所で、より多くの人に利用してもらえたら」と意気込む。(大盛周平)

 神戸センターは、ビル開業の今年4月26日より一足早い3月29日に営業を始めた。しかし、4月25日に兵庫県に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されたため、6月20日まで休業し、同21日に再開にこぎ着けた。

 神戸センターの源流は、同社が阪急電鉄の一事業部門だった48年、旧ビル1階に開設した神戸出張所にさかのぼる。

 震災当時は阪急交通社の三宮支店となっていたが、駅やビルが損壊したため、約2週間後、南に約350メートル離れた神戸市役所近くのビル内に移転した。

 震災後、旧ビル跡地には暫定ビルができたが、メディア広告を介した販売に注力していたことなどを理由に当時は復帰を見送った。しかし今年、正式に旧ビル後継の神戸三宮阪急ビルが建設されたことから、顧客の利便性などに配慮してゆかりの地への移転を決めたという。

 阪急神戸三宮駅と直結する同ビル2階に位置し、延べ床面積は旧センターとほぼ同じ112平方メートル。

 コロナ禍で旅行需要は低迷しているが、同社の担当者は「移設というより『復活』。利用客からは『便利になった』と言ってもらっている。気軽に足を運んで」と話している。

 午前10時~午後5時。土日曜と祝日休業。同社ブランドのパッケージツアー「トラピックス」などを扱う。神戸センターTEL078・331・3589