ひょうご経済プラスTOP 経済 兵庫県内の経済概況「持ち直し」 日銀神戸支店、判断据え置き

経済

兵庫県内の経済概況「持ち直し」 日銀神戸支店、判断据え置き

2021.09.07
  • 印刷
神戸新聞NEXT

神戸新聞NEXT

 日銀神戸支店(神戸市中央区)が7日発表した兵庫県内の金融経済概況は「新型コロナウイルス感染症の影響が引き続き見られるものの、輸出や生産がけん引するもとで、全体としては持ち直している」と、前回(7月)の基調判断を据え置いた。4回目となる緊急事態宣言の発令などで、飲食や宿泊を含む個人消費がさえなかった。

 同支店が独自に集計する神戸市内のホテル平均稼働率は、7月が40・9%と6月までの20%台から上昇したが、例年比は半分程度にとどまった。県内の観光客数も、書き入れ時の夏休みに緊急事態宣言や長雨が重なって伸び悩んだ。一方、スーパーの販売は好調だった。

 生産は緩やかな増加傾向が続いた。化学や建設機械、半導体製造装置関連が好調で、鉄鋼はほぼフル稼働という。輸出は中国、北米向けに加え、東南アジアや欧州向けも増加した。

 山崎真人支店長は今後の個人消費の見通しについて「家計は消費を我慢している状況なので、(行動)制限が解除されれば反動による回復が期待できる」と話した。(高見雄樹)