ひょうご経済プラスTOP 経済 但馬牛の母牛増頭ペース鈍る 2020年度、兵庫県 コロナ禍影響、若い母牛への世代交代で生産力は向上

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但馬牛の母牛増頭ペース鈍る 2020年度、兵庫県 コロナ禍影響、若い母牛への世代交代で生産力は向上

2021.09.14
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 兵庫県産のブランド牛肉「神戸ビーフ」になる黒毛和牛「但馬牛」の繁殖用雌牛(母牛)の飼育頭数が、2020年度に1万4145頭と、前年度から85頭の増加にとどまったことが、県のまとめで分かった。長期的な需要拡大を見込み、年200頭の増加を掲げる県目標を大きく下回った。新型コロナウイルス禍による子牛価格の急落で、繁殖農家の増頭意欲が低下したとみられる。一方、高齢牛から若い母牛への世代交代が進み、県は将来的な生産力の向上につながったとみている。(山路 進)

 神戸ビーフはコロナ禍以前、訪日外国人客(インバウンド)の増加や輸出の拡大で需要が膨らんだ上、東京五輪に向けた特需への期待感から価格は上昇。18年度の枝肉価格は1頭平均186万3千円、子牛価格も104万8千円と、いずれも過去最高を記録した。ところが、コロナの感染拡大によるインバウンドの減少や飲食店の休業で需要は激減。20年度には枝肉が135万5千円に、子牛は72万1千円にまで急落した。

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