ひょうご経済プラスTOP 経済 県内金融経済概況 宣言解除で持ち直しの動き、判断は据え置き 日銀神戸支店

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県内金融経済概況 宣言解除で持ち直しの動き、判断は据え置き 日銀神戸支店

2021.11.08
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日本銀行神戸支店=神戸市中央区京町

日本銀行神戸支店=神戸市中央区京町

 日銀神戸支店(神戸市中央区)が8日発表した兵庫県内の金融経済概況は「新型コロナウイルス感染症の影響が引き続き見られるものの、輸出や生産がけん引するもとで、全体としては持ち直している」と、3カ月連続で基調判断を据え置いた。9月末で緊急事態宣言が解除され、個人消費は一部で持ち直しの動きがあったが、全体判断を引き上げる強さはなかった。

 生産面では、自動車関連で部品や半導体の調達難の影響が見られたが、海外需要の拡大を背景に化学や機械など幅広い分野で増加した。自動車の生産減で、リチウムイオン電池を含む「電気機械」は弱含んだ。

 個人消費はスーパーや家電販売が堅調に推移し、百貨店販売額は持ち直した。ホテル、観光業界は修学旅行客や県民向けの宿泊割引の利用者が増えた。

 山崎真人支店長は「飲食、宿泊などの対面型サービスの本格回復はこれから。仕入れ、調達価格が上がる中、価格転嫁ができなければ生産面でリスク要因になる」と話した。(高見雄樹)