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関西スーパー H2Oとの統合差し止め仮処分不服、地裁に異議申し立て

2021.11.24
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関西スーパーマーケットの本社。左側は中央店(1号店)(資料写真)

関西スーパーマーケットの本社。左側は中央店(1号店)(資料写真)

 関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は24日、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの経営統合手続きの差し止めを命じた神戸地裁の仮処分決定を不服として、同地裁に決定取り消しを求める異議を申し立てた。

 関西スーパーの買収を目指す第3位株主のオーケー(横浜市)が、統合を可決した関西スーパーの臨時株主総会で議事運営に疑義が生じたとして、統合差し止めを求める仮処分を申請。地裁は22日に申し立てを認める決定を出した。

 関西スーパーは「仮処分の申し立てが認められる理由はなく、決定は直ちに是正されるべきものと考えている」と主張。「引き続き、総会の適法性、公正性を明らかにしていく」としている。

 総会では、事前に統合議案に賛成の委任状を提出し、当日は棄権とみなされる白票を投じた株主の票が、本人の申し出により賛成に切り替わった。地裁決定は、今回の総会では用紙を用いた投票以外はできないとした上で、「記入しないまま投票用紙を回収箱に入れた行為は『棄権』としか解することができない」と指摘。関西スーパーが用紙以外の事情を考慮して取り扱いを変えたことを「法令違反または著しい不公正がある」とした。

 異議申し立てが認められなかった場合、関西スーパーは高裁に抗告できる。逆に仮処分決定が取り消された場合は、オーケーが高裁に抗告することができる。双方の主張は対立したままで、高裁の判断も含めて11月中に出るかは見通せない状況になっている。(横田良平)