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グローリー、米の通貨処理機メーカーを買収

2021.11.29
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 貨幣処理機大手のグローリー(兵庫県姫路市)は29日、同業の米国企業を同日付で買収したと発表した。海外売上高の3割超を占める北米や南米で、スーパーや小売店など流通市場での顧客基盤と保守事業を強化する狙い。

 通貨処理機の製造販売や保守を手掛けるレボリューションリテールシステムズ(イリノイ州)の全株式を、グローリーの現地法人が取得した。買収額は約210億円。

 レボリューションは2011年設立。従業員は264人で、20年9月期の売上高は約120億円。売上金を管理したり、つり銭を用意したりするバックヤード向けの入出金機を専門に手掛け、米国ではトップシェアを占める。ショッピングモールやコンビニ、ホテルなど大手の顧客を持ち、24時間体制の監視サービスも提供している。

 グローリーは米国で金融機関向けを得意とするが、近年は流通分野にも注力している。傘下に入れるレボリューションの顧客網を生かして、レジ周辺機器などの販売拡大につなげるとともに、保守や生産面でもレボリューションと業務を統合して効率化を図る。(中務庸子)