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大地震でも現金供給 日銀神戸支店が業務の継続訓練

2022.01.17
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震災を想定した訓練で、報告事項を確認する山崎真人日銀神戸支店長(手前右から2人目)=17日午前8時22分、神戸市中央区京町

震災を想定した訓練で、報告事項を確認する山崎真人日銀神戸支店長(手前右から2人目)=17日午前8時22分、神戸市中央区京町

震災を想定した業務継続訓練で、自宅から歩いて日銀神戸支店に集まった職員ら=17日午前8時10分、神戸市中央区京町

震災を想定した業務継続訓練で、自宅から歩いて日銀神戸支店に集まった職員ら=17日午前8時10分、神戸市中央区京町

震災を想定した業務継続訓練で、ランタンの明かりを頼りに確認事項を書き出す職員ら=17日午前8時21分、神戸市中央区京町

震災を想定した業務継続訓練で、ランタンの明かりを頼りに確認事項を書き出す職員ら=17日午前8時21分、神戸市中央区京町

 阪神・淡路大震災発生から27年となった17日、被災地の事業所で犠牲者の霊を慰める式典や、有事の業務継続に向けた実践訓練があった。参加者は震災の教訓を次代に受け継ぐ決意を新たにした。

 日銀神戸支店(神戸市中央区)は、大地震を想定した業務の継続訓練をした。阪神・淡路大震災で被災地への現金供給を続けた経験を、より多くの職員に引き継ぐ目的で、毎年取り組む。職員らは真っ暗な支店内をライトで照らしながら、業務を続けるために必要な事柄を真剣な表情で確認した。

 訓練は淡路島東岸を震源とする震度7の地震で、停電や公共交通機関の運休が発生したと想定。68人いる職員のうち、災害対策要員ら14人が最大1時間ほどかけて徒歩で出勤した。

 支店内では防災服姿の職員が他の職員の安否やインフラの現状、市中金融機関との決済システム「日銀ネット」への接続状況などを手分けして確認。山崎真人支店長に報告し、情報を一覧表にまとめていった。

 昨年着任した山崎支店長は「真っ暗な中で機能を立ち上げる訓練を通じ、震災当時の遠藤勝裕支店長が残した詳細資料の重みを改めて感じた。(新型コロナウイルスの)オミクロン株の急拡大も含め、想定外がないように対応したい」と話した。(高見雄樹)