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メガバンクの窓口にブランド店 ネット銀への急移行による来客減を逆手 神戸・旧居留地

2022.05.23
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銀行窓口に代わってブランドショップが入る神戸ダイヤモンドビル。後方は大丸神戸店=神戸市中央区明石町

銀行窓口に代わってブランドショップが入る神戸ダイヤモンドビル。後方は大丸神戸店=神戸市中央区明石町

 神戸・旧居留地の三菱UFJ銀行神戸支店が入るビル1階に今年9月、大丸神戸店がブランドショップをオープンさせることが分かった。ネットバンキングの利用増で銀行窓口への来店客が減り、トアロードに面した一等地の窓口を3階に移転。代わりに西隣にある大丸が路面店を出す。大丸は1980年代後半から周辺のビルに積極展開し、集客の成功例として全国的に知られている。

 新たな店舗は「神戸ダイヤモンドビル」の1階に開業する。大丸のトアロード側の入り口から、道路を挟んで東隣に当たる好立地だ。

 大丸神戸店によると、同ビルには複数の店舗が入る予定で、うち東側の区画が9月に先行開業する。残りは来春に営業を始める。今年8月にも、ブランド名など店舗の概要を公表する。

 大丸はこの周辺で、商船三井ビルなどの歴史的建造物やNTT西日本新神戸ビルなど約20棟のビルにブランド店を展開。百貨店を核に、街を回遊しながら買い物を楽しむスタイルの先駆けとされる。

 同支店は兵庫県内にある三菱UFJ銀の拠点では最大規模。ビルは地上8階建てで、旧三菱銀行系の不動産会社千歳コーポレーション(東京)が89年に建設し、長い間、1階は支店スペースとしてきた。上層階にはグループ企業などが入る。

 三菱UFJ銀の広報部は「新型コロナ禍で窓口からネットへの移行が急速に進んでおり、新たな路面店の出店で街を訪れる人が増えれば」としている。(高見雄樹)