ひょうご経済プラスTOP 経済 神戸大とダイセルが連携協定 環境、ヘルスケア分野で共同研究

経済

神戸大とダイセルが連携協定 環境、ヘルスケア分野で共同研究

2022.06.29
  • 印刷
協定書を手にする神戸大学の藤澤正人学長(左)とダイセルの小河義美社長=神戸市灘区六甲台町、神戸大六甲台第2キャンパス

協定書を手にする神戸大学の藤澤正人学長(左)とダイセルの小河義美社長=神戸市灘区六甲台町、神戸大六甲台第2キャンパス

 神戸大学(神戸市灘区)と化学メーカーのダイセル(大阪市)は、研究・技術の発展と社会への貢献を目的とする包括連携協定を結んだ。環境への負荷軽減やヘルスケア分野で共同研究や人材交流を進める。これまでも共同研究を行っていたが、より幅広く連携して新たな技術革新を目指す。

 両者の交流を深めることで、知識や技術の共有を図る。具体的な取り組みとして、ダイセルが製造する腸内環境の改善に有効な機能性食品素材について機能の評価や、改善のメカニズムの解明などを進める。

 また、ダイセルの工場で燃料として使っている副産物の水素とメタンのうち、水素だけを、神大の膜技術で取り出して、温室効果ガスの削減につながる活用法を探る。人文系の学部とも連携していくという。

 今回の提携を受け、神大の藤澤正人学長は「優れた研究でも世に出せていないものがある。企業の力を借りて、研究成果を社会に役立てたい」と意気込む。

 一方、ダイセルの小河義美社長は「兵庫県内に研究所や工場を持つ企業として、地元の活性化につながる人材交流もしていきたい」と話した。(塩津あかね)