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6月の県内日銀短観、2四半期連続マイナス 製造業悪化、非製造業は改善

2022.07.01
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兵庫県内の短観を解説する山崎真人・日銀神戸支店長=神戸市中央区京町

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神戸新聞NEXT

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 日銀神戸支店(神戸市中央区)が1日発表した6月の兵庫県内企業短期経済観測調査(短観)は、全産業の業況判断指数(DI)がマイナス3と、3月の前回調査から2ポイントの小幅悪化となった。悪化は2四半期連続。原材料価格の上昇や半導体不足などで製造業が悪化した半面、新型コロナウイルス禍の影響が和らいで個人消費が伸びた非製造業は改善した。

 DIは業況が「良い」と答えた割合から「悪い」とした割合を引いた値。今年5月30日~6月30日に大企業から中小企業まで327社を調査し、回答率は99・7%だった。

 製造業は6ポイント悪化のマイナス5。3月調査から悪化幅が広がった。業種別では原材料価格の上昇で利ざやが縮小した「化学」、半導体供給の制約が長引く「機械」、完成車メーカーの減産があった「鉄鋼」などの悪化が目立った。

 非製造業は4ポイント改善の0。コロナ禍で低迷していた個人消費が回復し、「サービス」「卸売り」が持ち直した。

 仕入価格判断DIは67、販売価格判断DIは31と、いずれもデータが残る1997年以降で最高を記録。中小の販売価格判断DIは12ポイント上昇の32と、大手以外でも価格転嫁が進んでいることが明らかになった。

 山崎真人支店長は「3月に比べて、製造業の業況は『良い』が、非製造業は『悪い』がそれぞれ減った。県内経済は頭を押さえつけられているような状況だ」と話した。(高見雄樹)