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神戸商工会議所、次期会頭に神戸製鋼所前会長兼社長の川崎氏 11月正式決定

2022.07.04
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川崎博也氏

川崎博也氏

 神戸商工会議所は3日までに、10月末で任期満了となる家次恒(ひさし)会頭(72)=シスメックス会長兼社長=の後任に、神戸製鋼所(神戸市中央区)の前会長兼社長で特任顧問の川崎博也氏(67)が就任する人事を固めた。11月の臨時議員総会で正式に決める。任期は1期3年。

 神鋼出身の会頭は、2004~10年に務めた水越浩士(こうし)氏以来で、戦後5人目。一企業としては最も多い。神商議会頭は1991年以降、家次氏が就任するまで、神鋼と川崎重工業(神戸市中央区)の出身者が交代で担っており、従来の体制に戻る。

 川崎氏は、神鋼で加古川製鉄所副所長や鉄鋼部門の担当役員などを務め、13年に社長に就いた。神戸製鉄所(現神戸線条工場)の高炉の廃止を決断し、製鉄事業の競争力アップや発電事業拡大を指揮した。

 17年10月、アルミ製品を中心とした検査不正が発覚した。責任を取る形で18年4月に辞任し、現在は特任顧問を務める。

 戦後、現職の社長や会長以外のポストから神商議会頭に就任するのは、神鋼出身の外島健吉氏(76~82年)と牧冬彦氏(91~99年)に次いで3人目となる。

 家次氏は16年、副会頭から会頭に就いた。神戸空港の国際化やアクセス強化、三宮再整備の必要性を積極的に発信し、新型コロナウイルス禍では感染防止と経済活動の両立を繰り返し主張した。

 売上比率の8割以上を海外が占めるグローバル企業を率いながら副会頭時代と計20年余り財界活動に取り組み、愛してやまない地元神戸で強いリーダーシップを発揮した。(高見雄樹)