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化石発掘に取り組む東灘高校自然科学部の部員たち=神戸市東灘区深江浜町
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化石発掘に取り組む東灘高校自然科学部の部員たち=神戸市東灘区深江浜町

 東灘高校(神戸市東灘区深江浜町)の自然科学部が、植物化石の宝庫として知られる地層「神戸層群」から次々と化石を発掘している。3千万年以上の時を超え、当時の姿を今に伝える葉や茎の化石。神戸層群は成立に不明な点も多く、部員たちは「解明につながるヒントを掘り当てたい」と意気込む。

 同好会から出発し、2012年に創部。初めは化学実験などに取り組んでいたが、15年夏に化石発掘に挑戦。現在は1、3年生の男女計13人が所属する。

 部員たちは、国営明石海峡公園神戸地区「あいな里山公園」(北区)で、許可を得て月に1回程度、発掘作業をしている。トンカチをつかって岩盤を砕き、バラ科の植物やトクサの茎、くぬぎの葉など、これまでに約200点を採集したという。

 神戸層群は約3500万年前ごろの地層で、神戸市西部から三田市にかけて広がる。火山灰が降り積もってできたとされ、全体の形が整って葉脈まではっきりと見える葉など、植物化石の発掘地としては全国有数という。

 神戸大の佐藤鋭一助教(火山岩石学)は、「どうして葉が分解されずに残ったのかや、どの地域の火山活動によってできた地層なのかなど、不明な点も多い」と話す。同部の発掘が解明につながる発見となる可能性もあり、佐藤助教は期待を寄せる。

 3年の男子生徒(18)は「化石というと動物や恐竜を思い浮かべがちだけど、身の回りの植物がはるか昔も同じように存在してたのかと思うと感動した。4月以降は後輩たちに頑張ってもらいたい」と話している。(鈴木雅之)

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